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親業訓練インストラクター 式場敬子 親業 親だって人間!

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受講生さんとこんなお話をしました

夕飯の準備をしている時、家族から
「お箸は?」と言われ
「そこにあるでしょっ

同じく、夕飯の準備をしていて、あと少しで整うという時、家族が
「いただきまーす!」と先に食事を始めて
「私は奴隷じゃないっ

さらに夕飯の支度を一人でがんばっていて、「わー大変だ-」モードを出しているとき
家族から
「言ってくれれば手伝ったのに」と言われ
「じゃ、私がワルイわけっ?

言った家族は何も悪気はないはずなのに
なぜかそれだけでカチンとくるのはなぜだろう・・?

自分の中で、満たされないもの、何かの不満があると
相手から言われた一言で感情が吹き出てしまうのかもしれない・・・

自分の気持ちに余裕がないな・・と思ったときは
どうしたいか、自分の気持ちをまず見てみなくては・・・と、思い直しました





息子が通っていた幼稚園では
(その当時)「お弁当のお残しは許しません」という方針でした
全部食べないとその後遊んではいけなかったのだそうです。

私は何をしたかというと
これ幸いに
野菜嫌いの息子にブロッコリを入れました
どうなったか・・
息子はブロッコリを丸呑みして目を白黒させたそうです(幼稚園の先生から報告を受けました

また、ひじきを混ぜ込んだおにぎりを作ったこともありました。
息子は大変イヤそうな表情で、ガマンにガマンをしてなんとか食べたそうです(これも幼稚園の先生から報告を受けました

今となっては
せっかくの楽しいお弁当タイムに悪いことをしてしまったなぁ・・・と反省します

決して息子を訓練しようと思っていたわけでもなく
好き嫌いなく食べて大きく健康に育って欲しいという親心だったんですよね・・・

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ある高校の図書室に勤務している方から聞いたお話です

図書の当番である生徒が、その日、約束の時間に遅刻してきました。

Aさん(図書室に勤務の人)「どうして遅れてきたの?」
Sさん(生徒)「面倒くさいから・・」

ここから想像できる会話のパターンは
Aさん「遅れてきて面倒くさいとは何だ!!
Sさん「はーすみません・・・」
となるかもしれません。

AさんはSさんの「面倒くさい」という言葉の裏には、違う感情があるのではないかと気づきました。
そこで・・・

Aさん「面倒くさい・・・その言葉だけだと何が面倒くさいのかがよくわからないよ。」と、
相手を責めずに自分の正直な思いを伝えたところ
Sさん「調理実習があって・・・自分はアレルギーがあって食べられないものがあったから、調理実習の片付けの後に家から持ってきたものを食べていたんです
Aさん「なんだ、そうだったんだ・・

Aさんはその後、Sさんに
・「面倒くさい」だけだと相手からの誤解を招き、自分が損をすること。
・理由があるのだったら、今日のように言葉で伝えることが大事であること。
・そうすると、相手にもわかってもらえること。
など、社会では当たり前と思われていることであっても、真剣に伝えたそうです。

Sさんは涙ぐみながら聞いていたことから、「この生徒は、大人が自分のためを思って向き合ってくれる体験がないままだったのか・・・」と
驚いたそうです。

自分のために一生懸命になってくれる人がいる。
それだけで救われるのかもしれません

小学校入学前の就学時健診の時期となりました。
保護者のみなさんがお子さんを待っている間に、親業のミニ講演会をする機会が何回かあります

講演会の後に、ご質問、ご感想などもいただきます。
ある方は
「下の子の話には自然に耳を傾けているのですが、上の子にはついつい私が何か言ってしまうことが多くて・・」ということを言われていました。

これは本当によくあることだと思います。(私もそうでした

上の子も下のこと同じくらい小さい時があり、その時はもう少し違っていたのかな・・
なんで月齢が上がるにつれて、小さかった頃と同じように接して行くことが難しくなるのだろう・・
本当は、上の子も下の子も同じように穏やかに(?)接して行けたらいいのにな・・わが子を大切に思う気持ちは変わらないのだもの・・
あれこれ思います
私はこんなふうにあれこれ思うこと自体、自分の気持ちと向き合うことにもなり
実はとっても大事なことなのだと思っています

親が子どもを思う気持ちがまっすぐに届きますように・・・
地域の塾でアルバイトをしています。

ある幼児さんとの会話です。
Y「えー!これヤダ~!」(国語のプリント)
私「このプリント、やるのがイヤなの?」
Y「そーだよ!だって家でやったもん!」
私「そっか。お家でもやったからまたやるのがイヤなのね。」
Y「だからこれからやる」(別のプリントを指さす)
私「あ、こちらからやるのね?」
Y「うん」
私「じゃあ、国語のプリントはどうしようか?やらないということはできないし・・・」
Y「これがすんだら、こっち(国語のプリント)やる」
私「OK!よかった!」
しばらくして・・・
鉛筆のサックをさしたり抜いたり、他の生徒さんの物をいじったりして、いっこうにプリントに向かう様子がないので・・・
私「どうしたのかな?こちらからやるって言っていたけど・・」
Y「もう疲れちゃった。こんなに遅くなっちゃったから帰りたいよ。」
私「・・・!」
Y(プリントを机の下に落として)「あ!落ちちゃったよ。先生拾って!」
私「イヤだ。拾わないよ。 最初にこちらのプリントからやるとあなたが言ったから、信じていたんだけれど、こんなに簡単に約束を破るなんて私はビックリだよ・・」
Y(とても驚いた表情で私を見る)

怒りが出てくると、私の感情は揺さぶられます。
こんな小さい子を相手に、なんと大人げないのかと、自分自身がとても小さな、みっともない人間に思えます。
でも、その時に持った私の感情は事実です。
事実を、どう伝えるのか
意地でも「わたしメッセージ」!と
心に叫びます。

Y君は私の顔をしっかりと見た後
プリントを全部仕上げました。
「約束を守って、がんばって最後までやって頼もしかったよ!」と
彼に伝えることが出来ました。
ちょっぴり誇らしげな彼の顔と
一部始終を(おそらく)見ていらしたお母様の優しく、まっすぐな瞳が忘れられません