FC2ブログ

親業訓練インストラクター 式場敬子 親業 親だって人間!

HOME プロフィール お問い合せ
親業について 講座 講演会 QandA コラム 活動内容~式場敬子のお仕事~
お正月は
父母の思い出の品をもう一度見ながら整理をする時間をとれました。

父母を見送った時に、とりあえずまとめた写真、眼鏡、時計、お守り、過去の記録帳、そして私が送った手紙・・・
それらをあらためて手に取り、父と母が大事にしていたものをつ一つ見つめ、思い出を共にしました
大切なかけがえのない時間がまた訪れてくれた・・・そんな思いになりました。

私が母の日に、自分のお小遣いで初めて買ったカーディガンは
綺麗にとってありました。
限られた予算で買ったので、高価なものではなかったのですが
とても喜んでくれた母の笑顔が未だに目に浮かびます

いつの時も
母の笑顔は
天下一品で
私がいつでも一番見たいものでした

近くの公園で、園服を着た男の子と、お父さんがいました。
時間からしておそらくこれから登園・・・

男の子は公園の中の小高い岩の上に登り
そこからお父さんめがけてダイブ
お父さんは見事にキャッチ

見ていた私は思わず拍手
お父さんも笑顔です

私がもし、子どもを幼稚園に送っていくとしたら
こんな時間をとることはないかも・・・
おそらく「早く行こう!」と
急かしていたかもしれません

この男の子は
いつの日か、今日のことも思い出すのかなぁ・・・


私も父親と遊んだという記憶はほとんどないけれど
時々ふっと
父親の自転車の後ろに乗った時に、落ちないように必死につかんでいた銀色の荷台とか
(その当時は子どもを乗せるチャイルドチェアもないので
酔っ払った父親に書いてもらった上履きの名前とか
(「けいこ」ではなく「けこ」になっていた
風に乗ってきたように突然思い出したりします・・・
先日、ある受講生さんがこんなことを言われていました。
「息子が言いたかったことって、実は違っていたのかも・・・って後になって気づくんですよね・・・

私も
家族が「あ~あ、もうやんなっちゃう!」と言っているときなど
本当にイヤでたまらなくって、いますぐ何かを辞めたいと思って言っているわけではないとはわかっても
その真意を瞬時に聞き取ることは、なかなか難しいと感じることがあります

心=言葉(自分の気持ちと全く同じ表現)で表すことはなかなかないから
「何を言いたかったのかな?」

言葉や表情からの情報を頼りに
相手を理解しようとする
(時にはいっこうにわからなかったり、ズレていたり・・・)

後になって「そっかぁ・・・それを言いたかったんだぁ・・・」って気づいても
後になって気づくことが大事なことのような気がします


今年も地域の中学校で、若き14歳のみなさんに、コミュニケーションについてお伝えする機会をいただきました。

学校のお祭りで恒例のお化け屋敷をやりたい子どもたちと
それに反対する教師を私が演じて
ロールプレイで実際にやりとりをしてみました。

生徒「お化け屋敷やりたいんです!
教師「今年は学習的要素を取り入れるので、お化け屋敷はナシです。」

生徒「学習的要素ってなんですか?」
生徒「毎年やってきたのにおかしいじゃないですか
生徒「そもそもお祭りだから、勉強はやらなくていいんじゃないですか?」
などなど
私(教師役)がお化け屋敷をなくそうと主張すればするほど、生徒からの反発が返ってきます。(タジタジです・・・

今度は教師役は対応を変えてみました。
生徒「お化け屋敷やりたいんです!」
教師「そうか・・お化け屋敷をやりたいんだ。」
生徒「毎年やってきたから、今年もやりたいんです。」
教師「前々からやってきたことだから、今年もぜひやりたいんだね。」

すると・・・
生徒からの反発はほどなくなくなってきて
私が「もっといろいろ言っていいよ」と言うと
「いや、もう言うことないっス」という返事

自分が言いたいことが
相手にきちっと伝わったことがわかると
それ以上言い張る必要がなくなることを
私も、参加された生徒さんも、同時に学びました

そしてこの後は
「じゃ、どうしようか」という
建設的な話し合いのプロセスを体験をする時間を持ちました


不登校の子どもが学校に行くようになった。
何も話さなかった子どもと話ができるようになった。
親子の断絶が解けた。
自分の意見が言えるようになった。
嫌いな人とも上手くつきあえるようになった。
人間関係がとても上手くまわるようになった。

結果としてそうなることもある。

でも、違うんです・・!

そうなるまで
必死に自分と向き合い、相手と向き合い、
何度も自分に失望し、自分を責め
それでもあきらめずに関係づくりをしようとしてきたからなんです。

私が
一番大事にしたい家族との会話さえ上手く行かず
学び始めたゴードン・メソッド。
人に真剣に向き合おうとしたら、付け焼き刃的なコミュニケーションスキルだでは太刀打ちできない。

だからこそ学ぶ価値がある。
飛び込んでみる勇気も出る。

今日も不器用なまま、相手の心に思いきって飛び込みます。